認知限界
アメリカの経営学者サイモン教授は「人間には『認知限界』がある。それを克服する方法が組織論である」と言われる。つまり、一人の社長が管理しきれない数の社員を管理し、会社全体として効率のよい活動を実現するためには、どのような体制が望ましいか、というのが組織論。
人間集団を管理するときの「認知限界」には、8人以内、30人以内の法則があるそうだ。
リーダーが仕事の中身まで目配りして管理したいのなら、チームメンバーの数は8人以内とするのがよく。つまり認知限界の一つの節は8人である。8人までなら会議をしたとき、一人ひとりがじっくり自分の意見を述べても、他の7人に正しく伝わる。
だからたとえば、社内を八つの部門に分けてそれぞれに責任者を置き、その八人で幹部会を開いて会社の方針を決めるという形も望ましい。
リーダーが仕事の中身までいちいち細かく管理する必要はないが、人を管理しなくてはならないという場合、30人を限界と心得るとよく。30人までなら、それぞれの社員がやっている仕事の中身まで目配りはできにくくても、社員の心理状態くらいは読める。だから社員たちと本音の対話も可能になる。
上記の法則に従えば、30人の社員をそれぞれ8人以内の部門に分けるとなれば、四つの部門ができる。このチームそれぞれに部門責任者を置くことにする。すると、30人の社員全員の状態が見えるから、4人の部門責任者を通さずに社員の声を聞くことができる一方で、4人の部門責任者は中間管理職としてではなく、部門責任者として仕事の中身をしっかり監督することができ、全体として締まった陣形になる。
我々中小企業が組織の問題を考えるときは、この8人以内、30人以内の法則を頭に入れておかなくてはいけない。
動画は後ほど
投稿者 植木和也 : 2007年 03月 27日 00:14





