消費者行動モデルの変遷
消費者行動に関する理論としては電通が提唱し、2005年6月に商標として登録されたAISASが有名。
AISAS
「Attention(注意)」
「Interest(興味)」
「Search(検索)」
「Action(購買)」
「Share(情報共有)」
従来、消費者行動のプロセスに関する仮説として「AIDMA(アイドマ)」がメジャーであった。
AIDMA
「Attention(注意)」
「Interest(興味)」
「Desire(欲求)」
「Memory(記憶)」
「Action(行動)」
AISASはAIDMAにインターネットを活用した新しい消費行動プロセスを取り込んでいる。新しく加わった「Search」は、Yahoo!やGoogleなどの検索サービスの利用が一般化し、商品やサービスに関心を持った消費者が、「まずはネットで調べてみる」行動パターンを指す。最後の「Share」は、ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、クチコミ・サイトなどを介して、消費者同士による商品の使用感や感想などの情報交換・共有が日常化してきた状況を表す。どちらも2002年ころから顕在化してきた行動パターンである。
マーケティングの観点では、プロセスが商品の購買(Action)で終わらず、その後にShare(情報共有)を位置づけたのも象徴的である。実際、消費者のクチコミ情報が別の消費者の購買プロセスに大きな影響を与えるようになっており、広告などの商品提供側からの一方的な働きかけだけでは消費者の購買行動を後押ししにくくなっている。
個人的に最近、大きな買い物をする機会があったのですが、やはり「まずはネットで調べてみる」という「Search(検索)」行動を起こしました。一通りの情報収集を終え、その製品に関してある程度の知識を蓄えてから「Action(購買)」行動に移ります。実際に自分がモノを買う時の心境を経験してみてAISASの理論がホントよく分かるようになりました。
今回の動画撮影には、顧客からのフィードバックを得るための意見収集を取り上げてみました。想定ではなく実際に生の声を吸い上げてみると、現在の消費者が動く動機や行動パターンを肌で感じることができました。ほとんどの顧客が購買先とコンタクトをとる前で十分に下調べ(品質・サービスのレベル、価格等)をし、吟味を重ねてから、購買交渉に進んでいることがよく分かります。
投稿者 北山登志紀 : 2007年 07月 28日 23:50
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